シマンテックは、多数のバッチファイルとハッキングツールが連動して動作するワーム「Bat.Mumu.A.Worm」(Mumu.A)について警告している。 Mumu.Aは、7つのバッチファイル、4つのEXEファイル、1つのDLLファイル、4つのテキストファイルが連動して動作するワーム型ウイルス。狙われるのは近隣ネットワーク(主にLAN)の共有フォルダで、ハッキングツールを起動して管理者パスワードを探索、共有フォルダ上に感染を広めるという。 Mumu.AはIPアドレスが近接するPCに対して感染を広げようとする。この動作がネットワークに負荷をかけるおそれがあるものの、バックドアやシステム破壊は行わないということだ。ただ、バッチファイルベースということで亜種がつくりやすいと思われ、破壊的な亜種がすぐにも登場するものと思われる。