![]() Key3Media International社長 キム・マイヤー氏 |
COMDEX(コムデックス)を運営するKey3Media(K3M)は、従来は単なるPCの展示会であったCOMDEXが、バイヤーなどへの知識を持ってもらうための有効な場となってきているとし、これまでの「デバイスのマーケットとしてバイヤーや出展者を待つ」という姿勢をあらため、積極的にIT企業などに対してマーケティングなどを含めたサービスを提供していく方針であるとした。
展示会としてのCOMDEXは、あらかじめ設定されたコア・テーマに基づいて出展者を募る。展示についても、複数テーマにまたがる展示品を抱える大企業は従来どおりの一社一ブースとなるが、ベンチャーや小規模企業についてはテーマごとに集められることになるという。COMDEX FALL 2003に設定されたコア・テーマは、
「Wireless & Mobility」
「Web Service」
「Digital Enterprise」
「On Demand」
「Open Source」
「Windows.NET」
「Security」
の7つ。
なお、K3Mについては、昨年11月に米国でチャプター11を申請するなど経営状態が危ぶまれていた。今日の記者説明会でK3Mの社長は、K3M設立時に抱えていた4億ドルの負債は5000万ドルまで圧縮、順調に再建が進んでいて、今後1〜2週間でチャプター11による管理から外れる予定であると述べ、企業としては再生を果たしたようだ。現在の同社主要株主は、投資ファンドのTWCP(95%を保有)。なお、近日中に社名変更も予定されている。