NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、比較的低速な専用線サービスを利用しているユーザ向けに、メガビットクラスの広域イーサネットサービス「スーパーハブ(Super HUB)」を開始する。 イーサネットインターフェースで提供されるため、IPやIPXのほか、SNAなどのメインフレーム系プロトコルも利用できる。ルーティングプロトコルも、RIPやOSPFなどが利用できるため、ユーザはそれまでの専用線からスムーズに移行できるという。「スーパーハブ」では、アクセス回線としてSTM、ATM、メガデータネッツ(MDN)、DSLが選択できる。品目の概要は以下の通り。STM: 64kbps〜128kbps(通信料:10,000円〜13,000円)ATM: 0.5Mbps〜24Mbps(通信料:34,000円〜535,700円)MDN: 0.5Mbps〜10Mbps(通信料:23,200円〜139,900円)DSL ADSL(最低伝送速度あり): 10Mbps(通信料:19,800円) ADSL(最低伝送速度なし): 10Mbps(通信料:9,800円) SDSL: 128kbps(通信料:17,800円)(注:上記通信料はいずれも、スーパーハブ通信料の額。このほかアクセス回線料などが必要) STMとATMについては、NTT東西のほか、電力系キャリアやKVHテレコムの回線が選択可能。MDNはNTT東西、DSLはアッカ・ネットワークスの回線を使用する。 スーパーハブ内の通信料金は、データ転送量や距離にかかわらず定額のため、距離の離れた複数の拠点同士を接続するなどの用途に向いたサービスといえるだろう。サービス提供開始は4月25日の予定。