筆者である浅見氏が、これまでにポータルサイトから個人サイトに至るまでさまざまなクライアントのWebサーバの記録を解析したところ、日本に割り当てられているIPアドレスの中でインターネット上の実際のやり取りに使われているものは、たいへん少ない状況であることが分かったという。個人的な見解によれば、「250万個程度のIPアドレスが99%のアクセスを占めている(浅見氏)」。 日本国内に割り当てられているIPアドレスは約1億強。実際には、これと比べてかなり少ないIPアドレスだけがインターネット上でやり取りされている。仮にIPアドレスの枯渇が本当に危機的な状況であれば、必然性のないIPをすべてローカルアドレスを利用させることで、トラフィックが現在の10倍に増えたとしても、いまの半分程度でやりくりできるに違いないというのが彼の試算だ。 「IPアドレスの枯渇と、これを大量に提供するIPv6の登場というストーリーは、すでに崩壊しているのではないだろうか?」(→ コラム本文)