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意気込みを感じる巨大な東芝ブース |
東芝が提供するホットスポット「ZapLane」
東芝の協賛によるWorkingWildが提供するのは「ZapLane」という高速無線ネットワーク、つまりホットスポットサービスだ。米国内で小売店舗等に無線インターネット接続サービス、マルチメディア広告、監視ビデオシステムを提供し、すでに数千のファーストフード、ガソリンスタンドなどでサービスを行っている。現在はむしろ店舗オーナー向けの従業員監視システムサービスといった位置付けのようだが、今後はサービスをコンシューマ向けに増強していき、ユーザがモバイルPCを使って一番近い小売店などにアクセスすると、店舗内の映像や店舗独自の広告を見ることができるようになる。
モバイルプリントソリューション
同じく「パブリック」コーナーでは、東芝製のサーバとプリンタを使ってモバイルプリントソリューションを紹介している。要はWebサービスを通じて、ユーザがノートPCから書類やWebサイトをプリント出力できるというものだ。
まだプロトタイプで実際のサービス開始は未定だが、すでに大手ホテルチェーンや空港などと交渉を進めているそうだ。デモでは、ノートPCからプリントサービスのサイトにアクセスして現在地のプリンタを選択し、ファイルと印刷プロパティを指定してプリント出力していた。料金は月額か従量制で、出力する前にページ枚数と料金が表示される。
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Webサービスの画面の印刷プレビュー |
世界初、デュアルバンド対応の「Satellite Pro 6100」公開
また東芝は、世界で初めて802.11a/bのデュアルバンドモジュールをビルトインしたノートPC「Satellite Pro 6100」シリーズを公開した。2002年の12月末に発売予定だ。東芝としては、この「Satellite Pro 6100」に加え、上記の「ZapLane」ホットスポットやWebサービスを本格化させ、東芝のワイヤレスソリューションを精力的に一般に浸透させていこうという考えだ。
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デュアルバンドに対応した「Satellite Pro 6100」(東芝提供) |
ベスト・オブCOMDEXのPC賞はタブレットPC「Portege 3500」
さらに勢いのよい東芝に追い風が吹く。
PC Magagineなど米国のコンピュータ系メディアが20日に発表した「Best of COMDEX Fall 2002」のPC部門で、東芝のハイエンドタブレットPC「Portege 3500」が受賞した。12インチのコンバーチブルタイプで、モニタ部分が回転するのが特徴となっている。
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今年のBest of PCに輝いた「Portege 3500」 |
(山本玲子)