米RESONEXTは、11月18日にComdex会場において、同社のCMOSベースによる2チップ構成のデュアルバンド無線LANチップセット「RN5220」によるOEMメーカー向けのプライベート・デモを行った。 RN5220はIEEE 802.11a/b/gによる通信をサポート。会場では、2.4GHzおよび5GHzの両バンドにおけるビデオストリーミングのデモが行われた。 同チップセットは無線処理部とプロトコル処理部の2つのチップから構成されており、両方とも0.18ミクロンプロセス/1.8V駆動。生産は台湾セミコンダクターマニュファクチャリング(TSMC)によって行われている。 RESONEXTによれば、同チップセットは独自の「AccuChannel」技術によりSN比を4dB向上させ、市場で一般的な製品に比べて通信スループットで32パーセントの向上が見込めるという。また、柔軟なMACアーキテクチャにより、IEEEでドラフト標準のセキュリティ規格(IEEE 802.11i)や、サービス品質保証(IEEE 802.11e)、周波数や送信パワーのダイナミック選定(IEEE 802.11h)などにも対応できるとしている。