NTT-MEは、FTTHサービスに対応した低価格ブロードバンドルータ「BA8000 Pro」を11月30日より販売すると発表した。 ルータの機能としては、フレッツ・ADSLやBフレッツで複数のISPへ同時に接続する「PPPoEマルチセッション」(2セッション)、複数の固定IPアドレスをLAN側のパソコンに割り当てられるUnnumbered IPに対応する。PPPoEマルチセッションでは、従来のスタティック/ダイナミックルーティングや送信先IPアドレスに加えて、プロトコル別、ポート別などの条件を元にルーティングする「ポリシールーティング機能」に対応している。 セキュリティ機能も充実しており、DoS攻撃などの不正アクセスの検知や静的パケットフィルタリングなどのファイアウォール機能のほか、LAN側についても内蔵ハブのポート間の通信を遮断するVLAN機能を搭載する。VLAN機能によって、お互いのパソコンをのぞき見できなくなるプライバシー保護のほか、ウィルスなどの拡散防止、公開サーバを踏み台にしたLAN内への攻撃などを防止する効果があるという。 スループットは、FTPダウンロードで実測90Mbps。PPPoE接続(Bフレッツ・ベーシック、フレッツスクェアの計測サイトを使用)でも、最大75Mbpsの通信速度を実現している。 UPnPやDynamicDNSサービスに対応しているほか、ルータ自身が新ファームウェアを定期的にチェックして利用者にメールで通知する「新ファームウェア公開お知らせ機能」などを搭載している。 価格はオープンプライスで、参考価格16,800円。