イーサネットポートは、WAN側が1ポート、LAN側が4ポートの100/10BASE-Tのスイッチングハブと、IEEE802.11b無線LANとなっている。ルータとしての機能は充実しており、DMZホスト機能や、ポートフォワーディング、UPnP対応、PPPoE Unnumbered接続などに加え、VPNパススルー(IPsec/PPTP/L2PT)やDynamic DNSサービス(dyndns.org)にも対応している。
本機で特徴的なのが、特殊アプリケーションへの対応だ。従来のNAT(IPマスカレード)では対応できなかった「受信時と送信時に異なるプロトコルとポート番号を用いるアプリケーション」についても対応可能となっており、あらかじめ登録されているAge of EmpireやH.323、ICUII、Internet Phone、Yahoo Messengerのほか、ユーザが追加登録することも可能だ。
セキュリティ面では、ファイアウォールにステートフルパケットインスペクションを採用し、通信セッションごとにパケットの整合性を確認し、通信終了後に全ポートを閉じる。また、DoS攻撃の検出時には通信を遮断するようになっており、攻撃ログを記録し、メールなどで報告する。
セキュリティではこのほか、LANからインターネットへのアクセス制限も設定可能で、曜日・時間による指定、サービス(メール・ウェブなど)毎の指定、URLフィルタリングの3種類が可能。LAN同士についてもVLAN機能によるポートの分割管理ができ、異なるグループ間での通信を行えないようにもできる。無線LANポートと有線LANポートを切り離す設定ができる点は実用的だろう。
無線LAN対応ルータ本体である「BLW-04FM」が24,800円、BLW-04FMにクライアント(ノートPC)用無線LANカード「GW-NS11H」を1枚パッケージしたセットモデル「BLW-04FM-PK」が28,800円。いずれも10月上旬の発売を予定している。
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プラネックス:BLW-04FM |