トレンドマイクロは、ファイル感染型ウイルス「PADANIA.1335」(パダニア)の感染が拡大するおそれがあると警告を出した。PADANIA.1335はWindowsの実行ファイル(PE形式)に感染するウイルスで、KLEZ.Hワームに感染した状態での発見が多く確認されているという。 KLEZはダイレクトアクション機能を備えているため、PADANIA.1335に感染したKLEZ.Hを受け取った場合、メールをプレビューするだけで、二つのウイルスに感染するおそれがある。 PADANIA.1335自体は、他の実行ファイルへの再感染をおこなうだけで、メールによる自己送信やファイルの破壊といった悪質な動作はないとのことだが、プログラムファイルに感染するため、システムやアプリケーションが不安定になる原因となる。アンチウイルスソフトのウイルス定義ファイルの更新など対策をとるようにして欲しい。