4月8日から11日までの4日間、米国のラスベガスで「NAB」(主催:The National Association of Broadcasters:全米放送事業者連盟)が開催され、合計1400社以上の団体が参加した。世界最大の放送機器展示会だけあって、今年も、昨年同様Sands Expo CenterとLas Vegas Convention Centerの2会場での開催となった。
・注目を浴びるMPEG-4 QuickTimeのライセンス問題などで何かと話題の多いMPEG-4だが、M4IF(MPEG-4 Industry Forum・100社以上から成る)を中心に、MPEG-4関連の製品が目立った。RealNetworksやQuickTimeにMPEG-4プラグインを提供しているENVIVIOやiVASTは、MPEG-4エンコーダサーバプレイヤー製品を取り揃えていたり、Sigma Designsでは、MPEG-4対応のセットトップボックスを展示していた。
またKDDI研究所では、AUの端末でMPEG-4をダウンロード再生し、そのコンテンツにコピー禁止設定や再生可能回数や有効期限を付けられるDRM(Digital Rights Management 著作権管理)機能付きエンコーダ「ezmovieクリエータPro」を展示していた(発売は5月10日から・日本のみのサービス)。