東京電力など全国各地の電力会社10社は、ブロードバンドコンテンツの流通促進方策を検討する「BBit-Japan(ビビットジャパン)研究会」を発足した。 BBit-Japanでは、コンテンツを提供する企業への窓口機能のあり方、コンテンツの効率的な配信方法といった観点から配信実験を行い、2002年3月をめどにその成果を報告書としてとりまとめる。主な検討項目は、「コンテンツの調達方策」「コンテンツの各社ネットワークへの分配方策」「各社ネットワーク内での配信技術」「BBit-Japanの事業法人化」の4点。コンテンツ配信にかかる一元的な体制整備に加え、ブロードバンドコンテンツの全国配信実現に取り組み、ビジネスモデルを構築するとしている。なお、すでに東京電力、関西電力、中国電力、九州電力の各社が実施している配信実験での結果もBBit-Japanで検証する予定である。 研究会の名称である「BBit-Japan」は、ブロードバンドのBBと、情報技術のITを組み合わせたもので、ユーザのニーズに「ビビッと」反応していきたい気持ちが込められているという。 研究会に参加する10社の電力会社は以下のとおり。・北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力