いつか起こると思っていたが、いよいよ現実の問題となりはじめた。チャンネルウェーブあまがさき(現阪神シティケーブル)は、同社が利用しているモトローラのケーブルモデムが入手難のため、インターネットサービスの受け付けを一時中断することになった。 独自の通信方法を使うケーブルモデムは、ユーザ宅のケーブルモデムとセンターモデムが一致している必要がある。このあたりを共通化した仕様としてDOCSISモデムが期待されている。こうしたケースが起こるほど、DOCSIS仕様のケーブルモデムの普及に拍車がかかりそうだが、ケーブル会社のセンターモデムも変更しなければならず、多額の投資となる。どのケーブル会社も一社集中型のこの状態に不安をもっており、これからケーブル会社が解決しなければいけない問題だろう。