CEATEC JAPAN 2012が10月2~6日、千葉市の幕張メッセで開催された。主催者は「今年のCEATEC JAPANに見られた各企業の動きは、小さいながらも、今後の21世紀中・後期へ向けての大きなトレンドを見据えたものであることは間違いない」という。
CEATEC JAPAN 2012(シーテック ジャパン 2012)が10月2~6日、千葉市の幕張メッセで開催された。主催者は「進む自動車とエレクトロニクスとの連携」「部品も自動車重視の姿勢が鮮明に」「エネルギーへの意識高まる家電業界」を今回の特徴にあげている。
CEATEC JAPAN 2012(シーテック ジャパン 2012)=Combined Exhibition of Advanced Technologies、先進技術複合展が10月2~6日、千葉市の幕張メッセで開催された。
昭和20年代にホンダの創業者、本田宗一郎氏が開発して大ヒットした自転車バイク「バタバタ」が長崎県平戸市で復活した。しかも、電動バイクとしてだ。開発したのは従業員10人弱の有安オート。
NTTドコモはCEATEC会場で「ドコモドライブネット」の新機能のデモンストレーションを行っている。音声認識機能を用いて目的地設定を行うというもので、近々に導入することを検討しているという。
ナビタイムジャパンは、「HTML5技術を用いた通信ナビゲーション」のデモンストレーションをCEATECの同社ブースで展示している。現在開発中のものだが、実用化までには早くても数年が必要とみられる。
「Smart Mobility Innovation」を掲げた今年の「CEATEC JAPAN 2012」も6日に幕を閉じた。これまでは家電製品そのものの展示が目を引いたCEATEC JAPANだったが、今年は明らかな変化の兆候が見てとれた。
「CEATEC JAPAN 2012」は、通信・情報・映像分野における日本、アジア最大規模の情報発信・交流の場だ。海外は19の国と地域から参加事業者があるが、中国の企業で開幕直前に出展を取りやめたところが複数ある。
NTTドコモは、近日正式発表されるという冬モデルを先行展示している。
CEATEC JAPAN 2012 のNTTドコモブースでは、今後発売が予定されている最新スマートフォン・タブレットの実機体験コーナーが用意されているほか、10月11日に正式発表されるという冬モデルの一部も先行公開されている。
三菱電機は、業界初となる「PV・EV連携HEMS」のデモを行なっていた。これは、同社の情報技術総合研究所内にある「大船スマートハウス」にて実証実験が行なわれているシステムだ。
最近注目されている製品にスマート家電が挙げられる。このスマート家電とスマートフォンとの連携で、新たな利用シーンを提案しているのがNTTドコモの展示だ。
デジタル家電の展示を主軸としてきたCEATECは「スマート」というキーワードを打ち出しつつ、家電がネットワークにつながることで、より一層便利な近未来を垣間見ることができる展示会へと進展をとげている。
シャープが新開発した高精細ディスプレイ「IGZO」。「CEATEC JAPAN 2012」の同社ブースでもっとも注目を集めているプロダクツだ。
パナソニックブースはCEATEC JAPAN 2012に、いずれもスマートフォンと連動した、体組成バランス計、活動量計、手くび血圧計の3商品のヘルスケア機器を出展した。3商品とも10月1日発売の新製品だ。
クラリオンは、音源からスピーカーまで全てをデジタル処理する音響再生技術による世界初のフルデジタルスピーカーシステム「01DRIVE」シリーズの第1弾、車載用フルデジタルAVナビゲーション/スピーカーシステム「Z8/Z17F」を発表し12月上旬より発売する。
KDDIのブースでは、KDDI研究所が開発した掌紋認証のアプリデモを確認することができる。
ベトナムのロボットおよびハイテク製品メーカーであるTOSY Robotics JSCは、「CEATEC JAPAN 2012」にて、人型に変形するダンスロボットでありポータブルスピーカーでもある「mRobo(エムロボ)」を出展している。
シャープのブースが例年と違う。ステージを前面にもってくるのではなく、ガラスで囲ったブースの一部をアピールしているように思える。
ソニーは、「CEATEC JAPAN 2012」にて4K対応「ブラビア」や新型「Xperia」、「ウォークマン」などと共に、10月26日に発売を予定している同社のデジタル一眼「α99」を展示した。
シャープは新開発の「IGZO」ディスプレイを使ったプロダクツを参考出展。家庭用テレビやPC用モニター、タブレット端末、小型モニターなど、さまざまな用途に使える技術であることを示した。
トヨタ自動車の友山茂樹常務役員は、CEATEC2012で一般公開している超小型1人乗り電気自動車をベースにしたコンセプトモデル『Smart INSECT』について、スマートフォンに4つのタイヤがついたようなものと解説する。
日産自動車は「CEATEC JAPAN 2012」(10月2~6日、幕張メッセ)に、電気自動車『リーフ』をベースに、次世代ITと自動運転機能を搭載したテストカー『NSC-2015』を出展、館内テストコースで随時、デモ運転を行なっている。
小型で安価なM2Mモジュールによって、一般家電製品を簡単にスマート化できる時代は意外と早くやってくるかもしれない。