ソニーは29日に、非接触ICカード技術「FeliCa」(フェリカ)のICカードやおサイフケータイを読み書きできる“FeliCaポート”の累計出荷が500万台を達成したことを発表した。 ソニーでは、2001年秋よりパソコンにUSB接続する外付けタイプのFeliCaポート「PaSoRi(パソリ)」の出荷を開始、パソコン内蔵タイプについては2005年の春モデルから、国内出荷されるすべてのVAIOに搭載してきた。現在は他メーカーからもFeliCaポート搭載のパソコンが販売されており、FeliCa対応のICカードやおサイフケータイをかざすことで、家庭でも電子マネーの残高照会や入金、ネットショッピングなどの決済や残高確認を行うことができる。FeliCaを採用したサービスとしては、電子マネー“Edy”、交通乗車券“Suica・ICOCA”が代表的だ。 また、業務用途、個人用途問わず、パソコンのログイン認証やネットワーク認証にも利用することが可能なため、ファイルの暗号化、ID/パスワードの自動入力、ロックされたスクリーンセーバーの解除などの機能を利用することができる。