松下電器産業は9日、SDカードアソシエーションが新たに策定した「SDメモリーカード規格Ver.2.00」に準拠する4GバイトのSDHCメモリーカードを開発したと発表した。今後は商品化を進めていき、夏には出荷する予定だとしている。 SDメモリーカード規格Ver.2.00は、ファイルシステムを現行の「FAT16およびFAT12」から「FAT32」へと変更することで、2Gバイトを超え32Gバイトまでの大容量化を可能とした規格。 また、動画の連続的な記録などに必要な最低速度保証を実現するため、従来はメーカー毎に基準が異なっていたデータ転送速度性能について、カードの性能区分(Class2:2Mバイト/秒、Class4:4Mバイト/秒、Class6:6Mバイト/秒)が新たに定められている。 なお、下位互換性はないため、従来のSDメモリーカード対応製品にてSDHCメモリーカードを利用することはできない。また、上位互換性は保たれているため、SDHCメモリーカード対応製品であれば、SDメモリーカードおよびSDHCメモリーカードの両方が利用可能だ。