インテル主催の開発者向けイベント「Intel Developer Forum Japan 2005」(IDF)が、東京・台場のホテル日航東京で開幕した。会期は、7日から8日までの2日間。今回のIDF Japan 2005では、「デジタルホーム」「デジタルエンタープライズ」「モビリティ」という3つのテーマを掲げている。 インテルのキーパーソンによる基調講演や各種技術トラックをはじめ、展示エリアのショーケースやデモを通じて、来場者はコンピュータや通信、デジタル家電などの最新情報に触れることができる。 会場のマルチコアゾーンでは、インテル初のモバイル向けに最適化されたデュアルコアプロセッサを搭載した評価用ボードを出展。ノートPC用のデュアルコアプロセッサを評価用ボードに搭載しているため下記の写真ではわかりにくいが、ノートPCでもデュアルコアを実現している。デモでは、2台のCPUがいずれも1,467MHzで駆動していた。気になる製品化は2006年とのこと。 デジタルホームエリアのインテルR&Dショーケースでは、同社初となるポケットサイズデバイスのプロトタイプ「Ruby」(開発コード名)を展示している。Rubyは、5インチの液晶ディスプレイを採用し、重さは450g。OSは、Windows XPとLinuxが稼動。両プラットホームにおけるシステムパワーはいずれも5Wを目標としている。