個人情報の漏えい防止機能の強化と、PCだけではなく小規模ネットワークのセキュリティ管理にまで範囲を広げているのが特徴だ。
個人情報の漏えい防止機能は、事前に登録した個人情報が送信されるデータに含まれる場合はブロックするというもの。さらに、最近増加しているフィッシング詐欺を防ぐため、これを誘導するメールを迷惑メールと一緒にフィルタリングすることでも情報の漏えいを防いでいる。
ホームネットワークのセキュリティ管理機能では、ウイルススキャンや設定変更、アップデートなど複数台のウイルスバスターが管理できる。この一括管理機能では、管理サーバやノウハウは不要なため、家庭内やSOHO、小規模事業者に向いているとしている。
無線LANの不正使用の検知「無線LANパトロール」もあらたに追加されており、登録されていないPCがアクセスポイントに接続された場合、警告する機能も持っている。
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(左)ホームネットワーク管理 (右)無線LANパトロール |
また、ウイルススキャン機能も向上しており、一度チェックしたファイルは更新されない限り再びチェックしない機能や、ファイルのスキャンが終了すると自動的にPCをシャットダウンする機能も加わっている。
ほかには、Webコンテンツフィルタリング、Windowsの脆弱性チェック、スパイウェアの検知と駆除にも対応した。
発表会では、同製品の開発責任者であるシニアグローバルプロダクトマネージャーの山崎裕二氏が「特に個人情報の漏えい防止機能を重視して開発した。さらに、単独のPCではなくホームネットワークを守る機能もある」とアピールした。
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山崎裕二氏 |
なお、パッケージとダウンロード販売は10月22日から開始されるが、既存ユーザ向けのアップデートは10月12日から、サードパーティを通して提供される月額版やレンタル版は10月〜12月ごろから提供される予定だ。
■「ウイルスバスター2005 インターネット セキュリティ」の価格
●1ユーザ
価格:8,925円
●2ユーザパック
価格:13,440円
●5ユーザパック
価格:33,600円
●ダウンロード版
価格:5,250円
●ダウンロード版 2ユーザ
価格:7,875円
●ダウンロード版 5ユーザ
価格:19,688円
※価格はすべて税込