コンピュータウイルス自体の理解については、ネット歴が長いほど認知率が高くなる傾向があり、ネット歴5年では77.2%が「どんなものであるかを知っている」と回答。その一方、ネット歴1年未満では「どんなものであるかを知っている」と答えたのは33.3%。「何となく怖いものと感じている」が59.3%、「聞いたことはある」が3.7%、さらには「聞いたこともない」という人も3.7%(n = 1)であった。
また、ウイルス感染経験については、1度だけ感染した人が19.4%、2度以上の感染経験がある人が10.4%と、複数回被害に遭うケースが多いことが明らかになった。とはいえこの項目に関しては、感染経験は「ない」と答えた58.8%(588人)のうち、227人はアンチウイルスソフトを導入していないという集計結果も出ており、根拠のない自信というべき状態でPCを利用している姿が明らかになっている。感染すると画面に変な表示が出る、PCが破壊されるといった“古い”イメージがあるようで、自分自身をメールで再送信したのちバックドアを開けてインターネット側からのアクセスを待つ、という最近の典型的なタイプは、感染してしまうとなかなか気付くのは難しい。
添付ファイルを開かなければいい、というようなアンチウイルスソフトを使わなくても可能な対策は、すでに過去のものとなってしまっている。最近のウイルスは、発病すると自分のPCだけでなく、まったく無関係の相手にもメールを送りつけたり、発信元アドレスの詐称で無関係の第三者に迷惑を及ぼしてしまう。友人などでウイルス対策をしていない人がいたら、早めにアンチウイルスソフトを導入するよう声をかけていただきたい。
![]() | アンチウイルスソフトと定義ファイル更新状況をまとめたグラフ。最近のソフトは定義を自動更新するので、必ずしもリスク層全てが危険ではないが、意識が低いという意味では不安要因である。 |