イー・アクセスは、G992.1 Annex Iを採用した24Mbps ADSLサービスの提供を発表した。提供エリアは、現在のADSLプラス(12Mサービス)と同一とされる予定だ。 通信速度は下り速度24Mbps・上り最大1Mbps。下りリンク速度の向上については、周波数上限を2.2MHzまで拡大する「ダブルスペクトラム」のほか、「S=1/2」技術をさらに押し進めて「S=1/4」とすることで実現しているという。 24Mbpsサービスは、手続きなどが順調にいけば2003年7月より開始される予定だが、同社は回線卸系の事業者のため、具体的な月額利用料などは採用ISPからの発表を待つことになる。 また、「標準化手続きを前提に」と前置きをした上で、秋には下り最大30Mbpsを超えるADSLサービスも開始するという。こちらは、周波数帯域をさらに広げる「クアド・スペクトラム」を中心に検討しているとのこと。 最大速度でFTTHやケーブルテレビに水をあけられていたADSLだが、ここにきて反撃がはじまったといえそうだ。