ブロードバンド・エクスチェンジ(BBX)は、フュージョン・コミュニケーションズと共同でCATVインターネット事業者向けのIP電話支援サービス「BEX Phone」の実験を4月より開始すると発表した。当初は10社程度に提供を行い、順次本サービスに移行するとしている。 BEX Phoneでは、構築済みのCATVとBBXを結ぶ回線を利用したり、ゲイトウェイや課金システムなどをBBX側に持つことによりIP電話サービスの支援を行う。そのため、CATVインターネット事業者はあらたな設備投資をすることなくユーザにIP電話サービスを提供できるのが特徴だ。 提供されるサービスは、PSTNへの発信と、050を用いたBBXやBIGLOBEなどフュージョンに接続されたISPとの無料通話。なお、携帯電話やPHSへの発信については、料金や開始時期については未定となっている。 現在のところエンドユーザが支払う料金として、基本料金は500円、IP電話アダプタのレンタル料金は月額490円程度を予定しているという。また、国内のPSTNへの発信は一律で3分8円、国際通話は1分8円(米国の場合)からとなっている。 同社は、2003年度中にCATV事業者20社との契約と、10万世帯の接続を目指している。 対応を表明している主なCATVは以下の5社。ケーブルネット埼玉伊豆急ケーブルネットワーク宇都宮ケーブルケーブルテレビキャベツKnet