トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ(T-com)は、10月上旬より下り最大速度が12Mbpsで、6kmまでの長距離をサポートするあらたなADSLサービスの提供を開始する。先行予約は8月1日より開始されるが、既存会員の受付は10月のサービス開始以降となる。 新サービスは、住友電気工業の新型モデム&ボードを採用することで最大速度のアップを、また米CentilliumのeXtremeDSL技術によって伝送距離を4kmから6kmに延ばしたという。下り12Mbpsサービスは、イー・アクセスやアッカ・ネットワークスなどが今秋より、またYahoo! BBは昨日、7月1日からの試験サービス・8月1日からの本サービス開始を発表している。 利用料は、現在の8Mbpsサービスよりも100円だけ高い月額3,290円(別途、モデムレンタル料とNTT回線使用料が必要)。対象となる交換局は、現在1.5/8Mbpsサービスを提供している東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の208局(杉戸別館局と新庄和局の2局は対象外)。 同社は@nifty、BIGLOBE、hi-ho、U-net SURF、freeserveの各ISPにもADSL回線をホールセールしている。これら提携ISPでも、本サービスは展開していくことになっており、サービス開始時期および利用料などは順次発表されるという。