マイクロソフトがCopilotをゲームに導入へ―AIが『Minecraft』のゾンビ対処法を教えてくれる | RBB TODAY
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マイクロソフトがCopilotをゲームに導入へ―AIが『Minecraft』のゾンビ対処法を教えてくれる

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マイクロソフトがCopilotをゲームに導入へ―AIが『Minecraft』のゾンビ対処法を教えてくれる動画を公開
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マイクロソフトは、開発者に向けた年次開催イベント「Microsoft Build 2024」において、同社のAIアシスタント「Copilot」をXboxやPCゲームに導入する計画を明らかにしました。

Copilotは2023年11月にリブランディングが行われ、OpenAIの「GPT-4 Turbo」や画像生成AI「DALL・E3」への対応が発表されていました。Xでも同社のEVP兼Consumer CMOであるYusuf Mehdi氏が動画を公開しています。

Copilotが組み込まれた『Minecraft』では、「剣を作るにはどうすればいいか」と音声で質問すると、作成に必要な材料や、その材料を所持していない場合はどのように入手すればよいかなどがスムーズにガイドされる様子がうかがえました。

また、プレイヤーがゾンビに遭遇してしまった時は感情の起伏のようなものを感じさせながら対処法を助言しており、単なるガイドではなく遊び友達、話し相手のような立ち位置を担いそうです。

今後、このようなAIがゲームに組み込まれるのが一般的になる日がきたら、プレイヤーのゲームへの接し方、制作者のゲームの作り方、企業や有志による攻略・データベース系Webサイトの在り方などが根本から大きく変わっていくかもしれません。

AIはしばしば「もっともらしい誤情報」を出力してしまうことがあり、それをハルシネーション(Hallucination/直訳すると幻覚)と呼びます。ゲームに組み込まれたCopilotがハルシネーションをしてゲーム体験を損なってしまうことはないのかなど、続報や詳細が待たれます。

また、一部の海外メディアではAIへ注力することそのものへの課題も指摘されています。マイクロソフトは2030年までに温室効果ガス排出量を半分以下に削減し、2050年までに完全に排除するカーボンネガティブを掲げています。しかし、AIによる演算はそうした目標とは正反対に大きなエネルギーを消費するものであり、同社の2023年度の温室効果ガス排出量は30%増加していました。


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《蚩尤》
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