飼い主の女性が、愛犬を蹴る様子を映した動画がSNS上に拡散。これを見た動物保護団体が地図アプリを駆使して現場を特定。飼い主から犬を引き離し、保護しているというニュースが紹介された。
テルマは「救われていいなと思った」としながら、「SNSにアップする必要性ってあったのかな」と疑問視。「保護団体や警察に相談できなかったのか」と主張した。
その理由として彼女は、今回は明らかに虐待だとわかるが、撮影角度の違いでそう見えてしまう可能性を指摘。そして、ネット上にアップされる動画は消えないとし、「その人は間違ってないことをしたとしても、一生付きまとう」と語った。
さらに「SNS上に拡散してみんなに知らせようという気持ちも分かるんですけど、同時にその怖さも感じちゃいました」と、不特定多数のユーザーにさらされる恐怖に言及していた。
これに対して社会学者の古市憲寿は、ペットの虐待に限らず、飲食店やコンビニ店員による悪ふざけは今までもあったが、SNS上に証拠動画として投稿されて明るみになることは「総じて良いことのような気もする」と評価。
一方で「虐待や女性差別はダメだとか、正論は誰も否定できない以上、それ自体が暴力になりがち」とし、「正論を振りかざす時は本当は謙虚にならなければ
いけない」とネットユーザーに求めていた。
ダウンタウン松本人志は、「(この動画を)見たら皆さんと同じように引く。そして、もし自分の身内がやってたら『何してんねん』と言う」としながら、「罪と罰のバランス悪くないかな? ここまで全国ネットでやられて、こんだけ全国民にボロクソ言われてしまうのか……」、また「病気に対するお薬が強すぎる」と話し、「最近の正義感ブームみたいなものに違和感がある」と語っていた。