日本マイクロソフトは1日、Windows 10搭載のスタンドアロン型ホログラフィック・コンピューター「Microsoft HoloLens」について、日本でも展開することを発表した。今後、2016年中には日本国内の開発者および法人ユーザーに向けてプレオーダーが開始される予定。 「Microsoft HoloLens」は、2015年1月末に初めて一般向けに披露されたヘッドマウントディスプレイ型のギア。マーカーを使わず、部屋の環境を認識して壁をスクリーンにすることが可能なほか、テーブルの上に仮想物体を置いたり、ユーザーの視線方向や手の動きを認識して、仮想ホログラムを触って操作したりすることができる。 なお、最近では各社が仮想現実(VR)に関して研究開発を進めているが、「HoloLens」は複合現実(MR)に分類される点で差別化される。いわば現実と仮想現実を合わせたようなジャンルだ。ゲームをはじめとしたエンタテインメント関連への活用、Windowsアプリなどの新たな可能性、および産業分野への応用が主に期待されてきた。 同社は日本展開の詳細について、今後順次発表していくとしている。