英国に拠点を構えるPerform Group(パフォーム・グループ)は、スポーツを中心とするオンライン配信とメディア展開を主力とする最大クラスのコンテンツ企業だ。そのパフォーム・グループが今年の夏、世界に先駆けて日本でスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」を提供する。【関連記事】年間6,000試合&月額1,750円! スポーツ動画配信「DAZN」、正式スタート(2016年8月23日) 今回は日本法人であるPerform Investment Japanのマーケティング&パートナーシップ本部長、ピーター・リー氏を訪ねてDAZNの戦略を語ってもらった。インタビューを通して、DAZNにどんなコンテンツが並び、どのようなデバイスで楽しめるのか具体的な情報も明らかになった。■日本人はさまざまなスポーツに興味を持つのが特徴 米国で最大規模の「Netflix」や「Amazonプライム・ビデオ」などビッグネームが日本上陸を果たして間もなく1年になる。オンラインで楽しむ動画(VOD:ビデオ・オン・デマンド)サービスに本格的な注目が集まりはじめるなか、スポーツ系コンテンツに圧倒的な品揃えを誇るパフォーム・グループのDAZNが、このタイミングで世界に先駆けて日本でサービスを始める狙いはどこにあるのだろうか。リー氏は次のように答える。「DAZNを始めるにあたり、いくつかの国々でスポーツコンテンツの消費者動向を調査してきました。その結果、日本の人々は世界のスポーツファンと比べて嗜好性の幅が広く、さまざまなスポーツに興味を持っていることがわかりました。最近の例では、マイナースポーツと考えられていたカーリングが、オリンピックの女子代表選手の活躍によって注目されたり、ラグビー日本代表がワールドカップで躍進して、人気選手も生まれたことから一気にメジャースポーツとなりました。日本にはスポーツの流行というものがあり、それが頻繁に入れ替わります。日本の方々は世界のスポーツファンと比べて感度が高く、流行に敏感だと言えます。多彩なスポーツコンテンツのプラットフォームを目指す、DAZNを受け入れていただけるユーザーの土壌が最も整っている舞台だと考えました」 DAZNというネーミングは、スポーツ選手が極限の集中状態に入る際に「ゾーンに入る」と表現される言葉に由来している。「スポーツファンを最高の視聴環境にのめり込ませたい」という強い思いがその背景にあるとリー氏は説いている。 DAZNがスポーツコンテンツに強い背景には、“360度・ピュアにスポーツな企業”をうたうパフォーム・グループの底力があるとリー氏は語る。グループを支える柱の事業は3つ。一つめのメディア事業に含まれるのは、サッカーファンならおそらく誰もが一度は訪れたことがあるサッカー専門のニュースサイト「Goal.com」などの情報媒体だ。もう一つの柱であるコンテンツの企画・制作事業のほか、DAZNを核とするインターネット配信のOTT(Over The Top)事業が新たに加わることになる。
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