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米大手ネット動画配信「Netflix」、日本での対応デバイスや視聴環境などの一部が明らかに

ブロードバンド その他
Netflix代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏と、副社長を務める大崎貴之氏
  • Netflix代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏と、副社長を務める大崎貴之氏
  • Netflix対応のテレビでは、リモコンにサービスのトップ画面表示のためのボタンが用意される
  • Netflixのトップ画面。コンテンツがカタログとしてまとめられ、レコメンドされたものがサムネイルで表示される
  • ポストプレイ機能が起動したところ。放送中の画面が左上に縮小され、次のエピソードを画面右下から再生できる
  • カタログでは視聴履歴を元に、おすすめのコンテンツ、ジャンルをサムネイル表示
  • コンテンツがおすすめのジャンルごとにまとめられ、好きな監督やキャストの作品から優先的に表示される
  • Netflixでビジネス デベロップメントを務める下井昌人氏
  • Netflixで副社長を務める大崎貴之氏
 なお、国内では14年2月の時点で、すでに東芝からNetflixに対応したテレビが発売されている。その後に対応したパナソニックに加え、シャープ、ソニーを加えた4社のテレビでは、2Kや4Kに対応した15年以降発売の全ての製品がNetflixの視聴に対応し、それぞれのリモコンにNetflix専用のボタンが用意されるという。

「私たちは6年前からさまざまな家電メーカーとお付き合いしてきましたが、それぞれが開発した対応デバイスは、すべて社内のエンジニアがテストしています。なので、どの対応端末でもNetflixのストリーミング環境を提供することが可能です」

 また、UIについても直観的であることを意識し、コンテンツをまとめたカタログのパーソナライズを追及しているという。なかでも、Netflixならではのユニークな特徴として、下井氏がフォーカスしたのがレコメンド機能だ。

「膨大なコンテンツから適切なものを、適切なタイミングで提供する。そのために、ログインしたプロファイルに応じ、過去の視聴履歴を元にパーソナライズされたコンテンツをサムネイルで表示しています。普段よく見ている作品の傾向から、お勧めの作品、ジャンルを学習。さらに、好きな監督やキャストにも紐づけて、6200万人の会員それぞれに合わせたカタログを作成しているわけです」

 それに加えて、Netflixが提唱している、もう一つのクォリティが“すぐに始まり、止まらないテクノロジー”だという。それを表す機能の一つが、ドラマなどの各エピソードを連続再生する「ポストプレイ」だ。

「複数話におよぶドラマなどでは、放送時間が終わりに近づくと、次のエピソードのアナウンスが表示されます。何もリモコンなどを操作しなくても、映画を観ているような感覚で、全エピソードを一気に視聴できる。この“Binge-Watching(一気見)”という視聴スタイルが、アメリカで流行っているんです」

 なお、Netflixでは14年3月に、世界に先駆けて4K動画の商用配信をスタートしている。こうした高画質な動画を、途切れることなくスムーズに再生させるのも、Netflix独自の技術だという。

「ユーザーのデバイス、場所、ネット環境を認識し、画質のコントロールを行っています。また、いち早く映像を再生させるために、まずはSD画質で放送をスタート。徐々に画質を上げていく可変型ストリーミングを採用しました。これにより、ドラマを連続視聴している際に、ネットが混むような時間になっても、画質調整により映像を止めることなく視聴し続けられます」
《丸田》
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