素数だけを目盛りに刻んだユニークな「素数ものさし」が、京都大学の生協各店で販売され、話題を呼んでいる。価格は、素数にちなんで577円(税込み)。 ワークショップで出たアイデアをもとに京都大学の不便益システム研究所とサマーデザインスクールが共同監修した。同研究所は、不便の効用から新しいデザインを作り出すことを目指している。実験レベルではこれまでも作っているが、商品化は今回が初めて。 素数ものさしは、竹製、18センチ。2・3・5・7・11・13・17という「素数」だけがセンチ単位で刻まれている。ものさしの下部にもやはり、ミリ単位で「素数」の目盛りを刻印。中央部分には、京都大学の名前やロゴも焼き付けられている。同大生協のみでの販売だが、一般の人も購入することができる。 自然数がかくされているという、これまでにないものさし。素数との出会いが、新しいアイデアや使い方にもつながりそうだ。◆素数ものさし特徴:素数だけを目盛りに刻印サイズ:18センチ材質:竹価格:577円(税込み)購入先:京都大学の生協各店