マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、共同企画として「2012年スポーツマーケティング基礎調査」を実施した。 同調査は、2004年から始め今回で9回目の調査で、9月5日~9月7日の3日間、中学生を除く全国15歳~69歳の男性1,000名、女性1,000名、計2,000名の回答を得た。 今回行った調査の中では、スポーツ参加市場規模は約3兆円に増加し、「観戦」「施設利用・会費」市場が増加に転じている。24.4パーセントがスポーツ関連メディアへ支出し、スポーツ関連メディア市場は約2,918億円に増加している。スタジアム観戦の支出額も、一回あたり7,818円、年間では25,769円に増加となっている。 最も好きなスポーツは野球という結果になっているが、よく観るスポーツではサッカーが野球を抜いている。ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得した「なでしこジャパン」のファンも4,074万人に増加した。しかし、サッカー日本代表チームのファンは4,418万人に減少し、日本のプロ野球ファンは3,216万人に、Jリーグファンは1,245万人にともに、それぞれ減少している。 好きなスポーツ選手は9年連続でイチロー選手が1位。ロンドンオリンピックで活躍を見せた体操の内村選手が2位へ躍進。スポーツブランドでは、ナイキ、アディダスの海外ブランドが人気のようだ。 また、東京でのオリンピック開催については、「賛成」が約6割となっている。