日本オラクルは23日、ビッグデータ用の統合型プラットフォーム「Oracle Big Data Appliance」の提供を開始した。
「Oracle Big Data Appliance」はハードウェアとソフトウェアを統合したエンジニアド・システム製品。ビッグデータ・プロジェクトの導入と管理を簡素化するよう設計されており、18台のOracle Sunサーバをフルラックで構成している。メインメモリ864GB、216コアCPU、648 TBのRAWディスクストレージ容量に対応する。InfiniBandネットワークを介して複数のラックを連結することによって拡張でき、きわめて容量の大きなデータの取得、体系化、分析が可能となっている。ノード間およびオラクルの他のエンジニアド・システムズ間のInfiniBand接続速度は40Gb/s、データセンターとの10Gb/sイーサネット接続に対応する。
またオラクルは同時に、Hadoop製品や「Oracle NoSQL Database」に保管されたデータを簡単に「Oracle Database 11g」と統合できる「Oracle Big Data Connectors」の提供も開始。「Oracle Big Data Appliance」と「Oracle Big Data Connectors」ソフトウェアは、「Oracle Exadata Database Machine」「Oracle Exalogic Elastic Cloud」「Oracle Exalytics In-Memory Machine」と合わせて、ビッグデータの取得、体系化および分析を行うために必要なすべての機能を提供することとなる。
「Oracle Big Data Appliance」は、最小構成価格が5190万1612円から(税込)。
《冨岡晶》