NTTぷららは9日、同社およびアイキャストが提供する映像配信サービス「ひかりTV」の事業説明会を都内で開催。説明会には、同社の代表取締役社長 板東 浩二氏が登壇し、「ひかりTV」の会員数が200万を突破したことの報告と、今後の事業展開についてのプレゼンテーションを行った。 板東氏が2012年度「ひかりTV」の主な取り組みとして挙げたのは、マルチスクリーンサービスの確立、操作性・利便性の向上、新サービス対応、コンテンツ強化の4点。中でも、スマートフォンやタブレット、PCなどをからめたマルチスクリーン・マルチデバイス展開は、競合他社に先駆けてユーザーを獲得するにあたって重要だとした。 マルチスクリーンサービスの機能拡充としては、「ペイパービュー個別購入機能」や、スマホ・タブレットでの操作を可能にする「スマートリモコン機能」、映画の「ダウンロードレンタル」などを順次提供していくほか、Android OSを採用した多機能チューナーを下期を目処に投入する予定とのこと。 同チューナーは、8GBのストレージ機能や従来比10倍の高速性能、録画番組のBD書き出し、スマホ連携などの機能に加えて、Android OS搭載で独自アプリを含めた多種アプリへの対応ができることが大きな特徴。NTTぷららでは今後、映像事業だけでなく、ゲームや電子書籍、音楽など様々なアプリケーションを、テレビ、スマホ・タブレット、PCなどマルチスクリーン上で展開していきたいとしており、この多機能チューナーもその展開を見据えたものといえる。 説明会ではその他、「Dlife」「FOX」「ゴルフネットワーク」などのコンテンツについて、それぞれ代表者が登壇し魅力をアピール。また、現在企画中の新コンテンツに出演予定のAKB48からも峯岸みなみさんら3人が登場し、新コンテンツへの意気込みなどを語った。