米グーグル(Google)は、米国で開催中の開発者会議「Google I/O」にて、Androidベースの「Google TV」のプレゼンテーションを行った。 「Google TV」はリビングルームにイノベーションをもたらすものだ」、そう紹介されたデモでは、大画面の液晶テレビ上で、あたかも容易に好みのコンテンツを検索、録画、購入可能なようすが紹介された。クイックサーチボックスが画面上に登場すると、テレビ番組のみならずWEB上のコンテンツ、例えばHD対応の「Amazon Video On Demand」のリストを表示する様子も披露。もちろんFlickrにアクセスして高画質の写真を閲覧することも可能だ。 インターネットとWEBの融合という点で象徴的だったのは、既存のGoogleの技術をテレビにも応用した紹介だ。すでに、YouTubeでは字幕機能が搭載されているが、ここでもGoogle翻訳のAPIを活用して、字幕を表示するデモが行われていた。 さらにキーボードだけではなく、Androidデバイスの「Nexus One」からTV画面を操作するデモも見られた。Androidを搭載していることは開発者にとっても魅力的だ。「重要なのはコンテンツホルダー、ディベロッパーすべてにオープンなことだ」と講演では強調されていたが、スマートフォンやPCだけではなく、エコシステムを家電に拡大していこうとの戦略がみてとれた。 なお、後半ではパートナーとして、Google TV対応の製品(Blu-ray搭載)を提供するメーカーとしてソニー、プロセッサーとしてインテル、リモートシステム搭載のコンパニオンボックスを提供するロジテックなどが紹介された。インテルはAtomプロセッサを提供する。なお、製品は秋にデビューするとしている。
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