日立、パケット光トランスポートシステム「AMN6400」を販売開始 | RBB TODAY
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日立、パケット光トランスポートシステム「AMN6400」を販売開始

エンタープライズ ハードウェア
「AMN6400」外観
  • 「AMN6400」外観
  • ネットワーク構成イメージ
 日立製作所は、40ギガビット/秒の波長多重伝送を実現し、OTN/パケットスイッチ機能への拡張性を備えたパケット光トランスポートシステム「AMN6400」を発表した。22日から販売を開始する。

 「AMN6400」は、キャリアネットワークにおいて、大容量・長距離バックボーンネットワークおよびメトロネットワークへの適用を想定した製品。将来的なIPトラフィックの増大に対して、40ギガビットイーサネット/100ギガビットイーサネットを収容するインタフェース、100ギガビット/秒の長距離伝送インタフェース、OTN/パケットスイッチ機能などの拡張性も備えている。

 従来の光トランスポートシステムでは、10ギガビット/秒程度の伝送速度が主流となっていたが、IEEE802.3baにおいて、40ギガビットイーサネットおよび100ギガビットイーサネットの標準化が2010年6月の完了予定で、進められている。「AMN6400」の特長として、現在広く使用されている10ギガビットイーサネットを4本束ね、40ギガビット/秒の波長多重用の長距離伝送信号に変換し、バックボーンおよびメトロネットワークにおける大容量・長距離伝送を実現する。

 「AMN6400」は、イーサネットやSDH/SONET(Synchronous Digital Hierarchy / Synchronous Optical NETwork)などを収容するインタフェースカードを実装でき、将来追加される100ギガビット/秒のインタフェースなどの新機能カードの実装が可能。オペレーションシステムは装置を遠隔から監視制御し、新機能カードの追加にともなう装置実装ソフトウエアの遠隔アップグレードにも対応でき、新たなサービスの収容を迅速に実現する。 なお、「AMN6400」は、将来的に、2010年標準化予定の40ギガビットイーサネット/100ギガビットイーサネットを収容するインタフェース、100ギガビット/秒の長距離伝送インタフェース、メッシュ対応のROADM、大容量OTN/パケットスイッチなどを搭載して、レイヤ統合型パケット光トランスポートシステムに拡張可能。このレイヤ統合により、設備コスト、保守コストの低減を可能とする。また、OTNおよびMPLS-TPの適用により、キャリアグレードの高信頼ネットワークを実現することができる。「AMN6400」の出荷時期は2010年4月を予定し、価格は個別見積となる。日立製作所によると、販売目標は5年間で1000システムとのこと。
《RBB TODAY》
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